ズートピアを3歳と小学生で鑑賞
2016/4/23(土)から公開されたズートピアは、進化した動物たちが草食、肉食という垣根を超えて生活している場所を舞台に繰り広げられる映画です。
うちではBSチャンネルのディズニーが放送されている「D-Life」をいつも見ているので、このズートピアが毎日、CMが流れていることで3歳の娘も小学生の息子も絶対に見たい!と公開前から楽しみにしていました。
そして今回ゴールデンウィークということもあり、ズートピアを私と夫、小学生の息子、3歳の娘で見てきました。
今回は大人の感想や3歳や小学生の反応からズートピアについてお話したいと思います。
ズートピア大人の感想
ズートピア自体は意外と奥が深い映画でとても考えさせられる映画でした。(ただこれが少しネックになりますが・・・。)
表面上は平等、公平となった動物界でしたが、実は肉食、草食動物の間にはお互いに分かり合えない状況であったという差別や貧困などがテーマでした。(実際に動物による就労の差などが描かれています。)
大人が観ても純粋に映画として楽しめることができたので、私自身の見て正解だったと思います。
ジュディといううさぎの女の子のたゆまぬ努力やニックのトラウマからの解放など、大人が子供の頃に一度は訪れるであろう困難にも立ち向かいます。
子供たちにはジュディみたいに何事にも立ち向かっていく、傷つけてしまったら傷つけてしまったと謝れる子になってほしいなと思いました。
ズートピア小学生の感想
上の子はもう小学生も高学年になり、いろいろな映画も観て感想もいえるようになったので、ズートピアも面白かったみたいです。
男の子だったのでニックの境遇に強く惹かれたようです。(ニックが味わう様々な差別は人間の世界でも必ずあるようなことなので、深く考えさせられたようです。)
後半部分のシリアスな部分も前半のコメディタッチのあるシーンも最後まで楽しそうにしていました。
またうちの上の子は男の子ですが、もともと動物好きというのもあってか、ズートピアをずっと前から楽しみにしていました。(特にナマケモノのシーンはD-Lifeでも何度も観ているのでお気に入りのシーンです。)
お話好きの小学校低学年くらい(1年生くらい)なら楽しく見れる可能性もありますが、映画の本質を理解するには中学年以上はほしいところです。
ズートピア3歳(幼稚園)の感想
しかし想定外のことが起きました。
下の3歳の幼稚園児がズートピアを上映中に怖い!と言い始めて泣きそうになったのです。
私はあわてて抱っこして劇場から出ました。。
モンスターズインクやモンスターズユニバーシティなどのちょっと怖い映画も最初から最後まで見れるようになっていた下の子なので、大丈夫だと思っていましたが、どうやら発狂した肉食動物たちが怖かったようです。(そう考えると2歳代では絶対に怖がって見れなかったと思います。)
あと、上映開始時間が14時頃だったので眠かったのかもしれません。
いつもはお昼寝をしませんが、怖いことや劇場内が暗いことから寝愚図だった可能性があります。
ちなみに下の子の劇場デビューは2歳半のアンパンマンでしたが、こちらは上映時間も短く劇場内が明るかったので平気でした。
しかし、劇場から出たい!というのはその子の性格にもよると思います。
上の子が園児だったときにも「トイストーリー3」を劇場に見に行ったのですが、この時もロッツォやビッグベビーなどの怖いシーンがありましたが、劇場から出ることはありませんでした。
しかし、あとから息子に感想を聞くとあのシーンが怖かったからもう見たくない!としばらくトイストーリー3の映画を観たいとは言わなかったので、必ずしもズートピアが怖いと思っても劇場から出なければいけないような状態にはならないかもしれません。
ズートピアの上映時間
ズートピアの上映時間は108分(1時間48分)です。
これは最近のアンパンマンの映画(本編は45分前後、同時上映が20分前後)を考えると2歳や3歳には長い上映時間になります。
実際に見た上映スケジュールはズートピアの前に他の予告編などがあったので、1時間55分かかりました。
上映前に座席に着席していたので3歳の子は少し飽きてしまった感じがあります。
小さい子とズートピアを見る場合の心得
- ポップコーンを用意しよう
- ジュースはほどほどに(トイレが近くなるので)
- 上映開始時間はお昼寝をかぶらない、または疲れにくい時間にしよう
- 怖がったらすぐに席を立とう
- 予告編はスルーして上映時間ぎりぎりに入ろう(子供が場所に飽きてしまう可能性を回避)
今回、ズートピアを観て感じたことは以上です。
前回のアンパンマンの映画の時はポップコーンとジュースで時間を保つことができましたが、今回のズートピアでは怖いシーンが多かったためごまかすことができませんでした。
ズートピアは怖いものが苦手なお子さんは楽しくないかもしれません。
追記:ズートピアをレンタルDVDしました。
ズートピアを映画館に見に行きましたが、またしばらくしてからレンタルDVDを借りました。
案の定、3歳の娘は怖いシーンのギデオンというジュディの幼馴染にけがをさせられるシーンや肉食動物が狂暴化するシーンは苦手そうで、私の後ろに隠れていました。
「怖い!怖い!」といいつつも見ているので、劇場ではない部屋が明るいおかげで少しは見れました。
小学生の息子は動物の生態などがとてもよく表れているズートピアはすごく面白いみたいでもうDVDにくぎ付けでした。
上級生になったせいか、ヨガのシーンで動物たちが裸になっているところが若干卑猥?に感じたのかもしれないですね。(なんだかそのシーンになったら一瞬、空気が凍った気がしたので。)
まぁ、劇場で見ると逃げ場がないですが、DVDだと怖いシーンだけ部屋から離れることができるので、ズートピアを見たい方は少しだけでもチャレンジしてみるといいかもしれません。
もしもお子さんが楽しめなくても、お母さんやお父さんも見ていて面白いので、ぜひレンタルしてみてくださいね♪
まとめ
ズートピアは3歳の娘には少し早すぎたのかもしれません。
ネットの情報の3歳の子でも2時間集中してみていたし楽しんでいた!と書いてあったのを鵜呑みにしてしまいました。
実際には話の流れがシリアスな方向に向いているときの方が長かったので、それらのシーンが少し怖かったんだと思います。
ズートピアのコマーシャルや予告編で流れているコメディタッチや明るい印象のシーンは前半のごく一部だったので、あの雰囲気を期待していったら少し、想像と違うこと(確実に幼児は怖いかも)でしょう。
ただこれも大人も子供もいい社会勉強になったと思って、今後に生かします。